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内田洋行、教育ICT事業はネットワーク強化が好調 23年7月期決算、売上高は前期比11.1%増に

2023/09/07 16:00

週刊BCN 2023年09月11日vol.1984掲載

 内田洋行の2023年7月期決算は、売上高が前期比11.1%増の2465億4900万円、営業利益が84億3600万円で、GIGAスクール構想を受けて過去最高となった21年7月期に次ぐ業績となった。8月31日に開いた記者説明会で大久保昇社長は、「直近5年間の売上高の年平均成長率は10.2%で、成長ラインをベースアップできている」と手応えを示すとともに、今後の成長戦略を明かした。教育ICT事業を含む公共関連事業では、ネットワークの強化に向けた案件獲得を継続し、GIGAスクール構想以降の需要を獲得を目指す。
 
大久保 昇 社長

 公共関連事業の売上高は前期比8%増の807億800万円で堅調に推移。今後については「GIGAスクール構想で導入した端末の更新は25年からがピークで、今は次に向けて準備する段階」と語り、成長戦略を示した。具体的には、GIGAスクール構想以降は、1人1台の端末を円滑に運用するための、ネットワークの強化やセキュリティへのニーズが高まっているとした。大久保社長は「ネットワークがボトルネックになっている学校は多く、投資は拡大している」と語り、案件獲得に注力する考えだ。

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内田洋行=https://www.uchida.co.jp/