【米ラスベガス発】米VMware（ヴイエムウェア）は8月21日から24日までの4日間（米国時間）、米ラスベガスで年次イベント「VMware Explore 2023 Las Vegas」を開催した。企業のデータ活用を支援する生成AI用プラットフォーム「VMware Private AI」を発表し、その実現のため米NVIDIA（エヌビディア）とAIに関する協業を拡大する方針を明らかにした。
 
　VMware Private AIは、パブリッククラウド、企業が保有するデータセンター、工場や店舗などのエッジに、AIモデルの構築やAIアプリケーションの実行のための基盤を提供するもの。データが生成・処理・利用されるそれぞれの場所に対して、共通のポリシーで運用できるITインフラを展開することで、企業はAIモデルの構築やカスタマイズ、利用場所を柔軟に選択することが可能になるとしている。ユースケースとしては、ソフトウェア開発やマーケティングコンテンツの作成、カスタマーサービス業務、法律文書からのインサイトの取得などが挙げられている。