ニュース

住友商事グループのクラウド戦略、次期デジタル基盤に「AWS」を採用 基幹業務システムを「S/4HANA」に刷新

2023/06/29 16:00

週刊BCN 2023年07月03日vol.1975掲載

 住友商事とSCSK、アマゾン・ウェブ・サービス・ジャパン(AWSジャパン)は、住友商事グループの基幹業務システムを支えるデジタル基盤にパブリッククラウドサービスの「Amazon Web Services(AWS)」を採用したことを明らかにした。基幹業務システムはSAPのERPをベースに構築したもので、それを支えるデジタル基盤はグループ約900社が使うことを想定した大規模なものとなる。現行はSAPが主体となって運用するマネージドクラウドサービス「SAP HANA Enterprise Cloud」を使っているが、2024年10月をめどに順次AWS上に移行する。
 
右からSCSKの佐藤利宏副本部長、
住友商事の塩谷渉理事、
AWSジャパンの巨勢泰宏執行役員

 住友商事では、基幹業務を含むさまざまな業務システムをクラウド環境に移行し、原則として自社内にサーバーを設置するオンプレミス方式をなくしていく方針を示している。そうしたなか、基幹業務システムを旧バージョンからSAP S/4HANAに移行するプロジェクトを22年4月にスタート。その運用基盤として「主要なパブリッククラウドサービスのどれを採用するか検討を進めた」(住友商事の塩谷渉・理事DX・IT統括責任者補佐IT企画推進部長)結果、AWSを活用することに決定した。採用を決めたのはプロジェクト開始から半年余りたった22年末頃だったという。

続きは「週刊BCN+会員」のみ
ご覧になれます。

(登録無料:所要時間1分程度)

新規会員登録はこちら(登録無料)

会員特典

詳しく見る
  1. 注目のキーパーソンへのインタビューや市場を深掘りした解説・特集など毎週更新される会員限定記事が読み放題!
  2. メールマガジンを毎日配信(土日祝をのぞく)
  3. イベント・セミナー情報の告知が可能(登録および更新)
    SIerをはじめ、ITベンダーが読者の多くを占める「週刊BCN+」が集客をサポートします。
  4. 企業向けIT製品の導入事例情報の詳細PDFデータを何件でもダウンロードし放題!
  • 1

関連記事

IT業界で活発化するブランディング 変革掲げる企業が取り組みを加速

<号砲!!ガバメントクラウド プレイヤーたちの青写真> アマゾン・ウェブ・サービス・ジャパン クラウドネイティブへの進化はパートナーに大きなメリット

SCSK Minoriソリューションズ、「Power Platform」ビジネスに注力

外部リンク

SCSK=https://www.scsk.jp/

アマゾンウェブサービスジャパン=https://aws.amazon.com/jp/