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イントラマートの「intra-mart」、帝人エンジニアリングがプロジェクト管理システムに採用

2023/02/22 14:56

 帝人エンジニアリングが、継続的な改善ができるプロジェクト管理システムのプラットフォームに、NTTデータ イントラマート(イントラマート)のDigital Process Automation Platform「intra-mart」を採用した。

「T-PMS」システム構成図

 帝人エンジニアリングは、「プラント・建設・メンテナンス事業」「環境エネルギー事業」「自動化・省力化事業」の3事業を柱にグループ内外に対して製品・サービスを展開し、近年では売り上げベースで、グループ外向けの業務が8割ほどを占めるまで拡大している。同社では、プロジェクトに対する進め方が担当者ごとに異なるために、次のステップが不明瞭となり、過去の類似プロジェクトを参照するといった非効率なケースが相次いでいた。さらに、全社的なERP導入プロジェクトが始まるにつれて、実際の業務とERP機能との間に横たわるギャップが喫緊の課題となり、プロジェクト管理のシステム化の検討を開始した。その結果、業務プロセス管理(BPM)が可能なプロジェクト管理システム「T-PMS」の開発基盤にintra-martを採用した。

 今回の採用に際しては、(1)継続的な業務プロセス改革ができるBPMが備わっていること、(2)拡張性・自由度が高く業界を問わず顧客独自の業務・運用に合わせたシステム構築が可能であること、(3)本来あるべきプロセスに継続的に近づけられること、(4)スモールスタートで業務の品質向上を実現できること――の4点を評価した。

 intra-martの導入によって、帝人エンジニアリングでは「システムがマニュアルの役割をもつことで業務標準化が進み、属人化を解消」「業務プロセスを可視化し、継続的な改善を実現」「『プロジェクト管理』と『システム開発』の知見により実業務と機能間のギャップをカバー」「現状の業務プロセスを『あるべき姿』に再構築するといった現場担当者のマインドを醸成」「ワークフローのデジタル化によるテレワーク対応」などの効果を実現している。

 なお、システムの導入・開発にあたっては、イントラマートのBPMパートナーであるエクシオ・デジタルソリューションズがトータルに支援している。

 帝人エンジニアリングは、ERPをはじめとするデータ連携や利用範囲の拡大を目指しており、T-PMSを継続的にブラッシュアップするとともにBPMによる業務プロセス改革を推進していく方針。
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外部リンク

NTTデータ イントラマート=https://www.intra-mart.jp/

帝人エンジニアリング=https://www.teijin-eng.co.jp/

エクシオ・デジタルソリューションズ=https://www.exeo-digitalsolutions.co.jp/

「intra-mart」=https://www.intra-mart.jp/whats.html