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SAPジャパンがS/4HANAパブリック版拡販へ パートナーエコシステムを強化

2023/02/16 16:00

週刊BCN 2023年02月20日vol.1958掲載

 SAPジャパンは2023年度、SaaS型のERPソリューションである「S/4HANA Cloud」パブリックラウド版の販売拡大に向け、パートナーエコシステムの強化を加速させる。クラウドを得意とするパートナーの新規開拓や既存パートナーへのリスキリングを図るほか、パートナー主導によるプロジェクト創出の支援、パートナーが有するアセットを生かしたSAP関連ソリューションの開発促進などを展開する。現状では、プライベートクラウド版の売り上げ比率が高いが、鈴木洋史社長は「23年はクラウド化実践の年。パブリッククラウド版の比率50%を目指す」と意気込みを示した。
(藤岡 堯)
 
鈴木洋史 社長

 2月14日に開かれた記者会見で鈴木社長は、SAPのクラウドビジネスの現状を報告。22年のグローバルの総売り上げは前年比11%増の308億7100万ユーロで、このうちクラウドは33%増の125億5600万ユーロに上った。S/4HANA Cloudに関しては、プライベート版、パブリック版の売り上げ合計が20億8200万ユーロで、91%増と大幅に伸びた。

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外部リンク

SAPジャパン=https://www.sap.com/japan/