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パナソニックコネクトと大阪公立大学、教育現場向けクラウドサービスを提供 子どもの潜在的SOSを早期発見へ

2022/12/22 09:00

週刊BCN 2022年12月19日vol.1950掲載

 パナソニックコネクトと大阪公立大学は12月1日、教育現場における子どもの潜在的なSOSの早期発見と適切な支援を実現する「YOSS(ヨース)クラウドサービス」の提供を開始した。児童生徒の状況や行動を点数化した上で支援の必要性を抽出し、支援の方向性を提案する。両者は全国の教育現場への導入を目指す。

 YOSSは「Yamano Osaka Screening System」の略。2018年に大阪公立大の山野則子教授らが開発した手法で、教員らが児童生徒の欠席日数や行動、身だしなみ、家庭環境などの情報をスクリーニングシートに点数式で記入することで、いじめや虐待、家庭の経済的問題など、子どもが置かれている状況を客観的に把握し、支援の必要性を判定する。指標を基にチームで対応の方針を決められることもあり、教員が問題を一人で抱え込むことを防ぐ効果もある。全国の33自治体211校が導入し、不登校の減少、遅刻早退の改善などにつながっているという。

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