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インフォアジャパン、黒塚新社長が経営方針を説明 業界特化型SaaSソリューションの拡販に注力
2022/11/04 10:24
黒塚社長は、自動車や産業用機械などの業界に特化したSaaSソリューションについて、2023年~27年までの5年間で、導入企業数を100社増やすことを目標に設定した。新規顧客の獲得と、既存顧客のオンプレミスからの移行を含めて実現を目指す考えで、「チャレンジングではあるが、達成可能なペースで営業活動はできている」と自信を示した。
同社は、18年にSaaSソリューションの販売を開始した。現在の導入企業数は45社で、既存顧客400社の10%以上を占める。既存顧客の間では、オンプレミスからSaaSへの移行が進み、本年度(22年1月~同12月)は4件のプロジェクトが進行。新規顧客の導入も増加中で、本年度は4案件を獲得し、年内にさらに増える見通しという。
SaaSソリューションの導入を拡大する上で、黒塚社長が特に重視しているのがパートナーエコシステムの増強だ。パートナーとはこれまで、営業や導入などは別々に進めてきたが、今後は営業や導入、導入後の支援にパートナーと共に取り組む考えを示した。パートナー向けの支援策については、営業・コンサルティングのトレーニングや技術支援を強化すると説明した。
さらに、計約50社の既存パートナーだけでは、幅広い需要を全て取り込むのは難しいとの見方を示し、販売パートナーと導入パートナーの新規獲得を進めると紹介。コンサルティングファームなど、グローバルで協業するパートナーとの連携強化にも取り組むとした。(大向琴音)
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