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大塚商会、ウイルス不活化・細菌の抑制を実現する「除菌LED照明」を提供
2022/10/18 17:25
新型コロナウイルスの世界的感染をきっかけに、国内でもウイルス・細菌対策に効果的な環境対策が模索され続けている。そこで注目したのが、可視光線域の405nmの波長を使った明かり。最近の研究で可視光線域の405nmの波長にも細菌やウイルスに対する抑制効果があることが実証されており、405nm付近の波長が細菌内で光化学反応を起こさせることで、新型コロナウイルスだけでなく、さまざまな細菌に対し除菌・抑制効果があることが実証されている。可視光線域の明かりであるため人体には有害な影響はないという。
今回提供する除菌LED照明は、日亜化学工業の405nm白色LEDチップのみを使用し、国内で製造した照明。また、従来のLEDカバーに採用されている素材では405nm付近の波長がほぼ透過されないため、国内のパートナー企業で新規開発した405nm付近の波長を効果的に透過させる専用特殊カバーを採用している。実用的な明るさの照明機能と除菌機能を両立し、長時間にわたって広範囲にウイルス・細菌対策が可能となる。
提供価格については、社会貢献製品と考え、広く多くの顧客が採用できる設定とした。11月から提供する直管型LEDランプ、ベースライト、ダウンライトに加え、棚下照明の提供も予定している。
価格は、直管形LEDランプが9800円、ベースライトが1万3440円、ダウンライトが9000円。工事費は別途有償。ベースライトは別途専用器具が必要となる。
大塚商会では、2008年にLED照明の提供を開始し、これまでに延べ6万事業所への導入実績がある。除菌LED照明については、5万本の販売を目標としている。
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