ニュース
ウォッチガード、Vector Capitalが大規模追加投資を行い大株主に
2022/05/23 15:24
1996年に設立されたウォッチガードは、25年以上にわたってエンタープライズグレードのセキュリティをさまざまなタイプの組織に提供してきた。ベストオブブリードのセキュリティ製品/サービスを提供し、マネージドサービスプロバイダー(MSP)がこれらのソリューションを容易に導入・管理できるようにするといった独自の取り組みにより、高度なサイバーセキュリティをけん引してきた。
これまでVector CapitalとFrancisco Partnersが10年以上にわたって共同出資し、その間にウォッチガードは信頼できるネットワークセキュリティベンダーから本格的なサイバーセキュリティプラットフォームプロバイダーへと変貌。現在、ウォッチガードのUnified Security Platform(統合型セキュリティプラットフォーム)は、1万7000以上のMSPが利用しており、世界25万社以上の企業のビジネス環境、ユーザー、ネットワークを保護している。
Vector Capitalでは今回、これまでの出資を生かし、ウォッチガードの経営陣と提携し、同社の成長をさらに加速させることができる立場となった。ウォッチガードは、クラウドトランスフォーメーション、セキュアアクセスサービスエッジ(SASE)、拡張型検知/レスポンス(XDR)、マネージド型検知/レスポンス(MDR)、そしてMSP向けのセキュリティオートメーションとシンプル化のさらなるイノベーションをはじめとした重要分野への投資を継続していく。
このトランザクションは、慣習的な条件にしたがい、22年第3四半期末までに完了する予定。
- 1
関連記事
回避型マルウェアの検知数が過去最多、ウォッチガードの最新インターネットセキュリティレポート
リスク顕在化で国内でも需要高まる ランサムウェアに勝つためのバックアップ(下)
キヤノンマーケティングジャパン 大手企業をターゲットに「ESET PROTECT MDR」発売 トータルでエンドポイントセキュリティを支援