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リコーのPFU買収 業務用スキャナでエッジ領域を強化 デジタルサービス取り込みの間口を広げる
2022/05/12 16:00
週刊BCN 2022年05月16日vol.1922掲載
リコーは複合機を筆頭にオフィスでの顧客接点が多く、現場業務での顧客接点を多く持つPFUとの客層が異なる。PFUの買収によって顧客接点が広がり、「相乗効果が期待できる」(山下社長)と判断した。
PFUの業務用スキャナは、大きさが揃っていない伝票や申込書、免許証、各種の身分証明カードなど異なる材質の原稿を、傷つけることなく読み取ることが可能。一般的な複合機とは「構造や設計思想が大きく違う」(リコーの大山晃・取締役リコーデジタルサービスBUプレジデント)ため、ハードウェアの面でも相互に補うことが可能だとリコーはみている。
富士通の時田隆仁社長は「エッジ領域に強みを持つリコーと協業を深めることで顧客に新しい価値を届けられる」と語る。PFUの業務用スキャナは、国内と欧米市場でトップシェアを握っており、PFUとリコーは、国内外の販売チャネルや顧客へのクロスセル、アップセルを見込むとともに、ITソリューション領域で強みを持つ富士通との協業も進める。
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