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ネットワールド、EDGEMATRIXと国内初のディストリビューター契約

2022/04/20 17:13

 ネットワールドは4月20日、EDGEMATRIX(エッジマトリクス)と国内初のディストリビュータ契約を結び、映像エッジAIソリューションの取り扱いを開始すると発表した。

EDGEMATRIXの仕組み

 第一弾として、EDGEMATRIXの映像エッジAIアプリケーションの中で特にニーズの高いものを、IPカメラ、エッジAIデバイス「Edge AI Box」とセットにして、「遠隔監視」「施設防犯」「混雑案内」を三つのソリューションパッケージとして、全国のパートナー各社を通じて4月20日に販売を開始した。また、ネットワールドは映像エッジAIソリューション導入のコンサルティングから、IPカメラやEdge AI Boxの設置工事、技術サポートまでをワンストップで提供する。

 EDGEMATRIXの映像エッジAIソリューションは、カメラ映像の大容量データを現場(エッジ)でディープラーニングによりAI処理できる演算能力をもつ高性能GPUを搭載したEdge AI Boxデバイスと、遠隔管理・制御をする「EDGEMATRIXサービス」、利用ニーズごとの各種エッジAIアプリケーションで構成される。映像エッジAIソリューションは、圧縮しない高精細映像を分析するため認識率が高く、エッジで認識/判断/制御することでネットワーク遅延の影響なくリアルタイム処理が可能。また、AIによる分析結果はクラウドサービスで集計/可視化するが、クラウドにはAI分析した結果のみを転送することで、転送量と通信コストを大幅削減でき、映像そのものを送らないため、プライバシー問題も回避する。

 ネットワールドでは、本社内の「Networld AIセンター」にNVIDIA GPUを搭載したシステムを検証環境として完備してAI分野に取り組んできた。今回、EDGEMATRIXの映像エッジAIソリューションを取り扱い開始することでAI関連事業をさらに強化し、企業や地方自治体などに向けて、屋内外のセキュリティはもとより、マーケティングや業務改革などの新しい付加価値を積極的に提案していく。

 第一弾として販売する遠隔監視パッケージは、屋外エリアや施設など遠隔地を監視できるIPカメラとEdge AI Boxがセットになった基本パッケージ。AIアプリケーションは含まれない。税別の参考価格は69万円。

 施設防犯パッケージは、不審者を見つけたら即座に現場対応。関係者に即時通報し、遠隔監視で適切に対処できる。税別の参考価格は93万円。

 混雑案内パッケージは、人の混雑状況をリアルタイムに把握し、密集・密接回避に活用できる。オリジナルマップで可視化することで、ユーザーに混雑回避の行動を促す。映像は録画せず人数データのみを取得するため、プライバシーの観点でも安心して導入できる。税別の参考価格は150万円。

 なお、AIアプリケーションとEDGEMATRIXサービスは1年間の利用課金、IPカメラとEdge AI Boxは買い取り価格となる。
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外部リンク

ネットワールド=https://www.networld.co.jp/

EDGEMATRIX=https://edgematrix.jp/

「映像エッジAIソリューション」=https://www.networld.co.jp/solution/edgematrix_ai/