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富士通 スーパーコンピューターなどをクラウドで提供 「Fujitsu Computing as a Service」を開始

2022/04/14 16:00

週刊BCN 2022年04月18日vol.1919掲載

 富士通は10月にも、スーパーコンピューター「富岳」や、量子インスパイアード技術を活用した「デジタルアニーラ」、AIなどのリソースをクラウドで利用できる「Fujitsu Computing as a Service」(CaaS)の提供を開始する。コストや人材面の課題から導入ハードルが高い技術を比較的容易に商用利用できるようにし、顧客のビジネスを支援する。AWSやAzureでの利用も可能。全体のリリースに先駆け、4月6日には、スーパーコンピューター「PRIMEHPC FX1000」の環境を利用できる「Fujitsu クラウドサービス HPC」を発売した。

 CaaSでは、各種リソースのほか、その上で動作するソフトウェアやサービス連携基盤、コンサルティングやチューニングサービスも用意する。それぞれを単体で使うのではなく、シームレスに連携させることで、より複雑な課題の解決に役立ててもらう狙いだ。

 CaaSを構成する技術は、研究機関などの研究開発に活用される事例が多いが、ビジネス面においても有効利用が見込める。ただ、投資負担や導入・運用面にかかわる技術者確保などの点から、商用利用が難しい場合もあり、クラウドサービスとして体系化した。Fujitsu クラウドサービス HPCに関しては、富岳との互換性を有している。

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外部リンク

富士通=https://www.fujitsu.com/jp/