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ハイブリッドワーク向け14型ビジネスプレミアムモバイルPC、Dynabookから
2022/01/26 16:45
dynabook RJ74/KUは、13.3型の同社従来機よりも薄い約15.9mmと13.3型同社の従来機並みのフットプリントを実現している。また、14型液晶搭載ながらも1kg以下の軽量化を目指し、きょう体のヒンジ部分に丸みをもたせることで、手になじみやすくビジネスバッグにもすっきりと収まる薄型コンパクトボディで持ち運びしやすくした。
さらに、インテルIris Xeグラフィックスエンジン内蔵の最新の第12世代インテル Coreプロセッサー(12コア16スレッド)を搭載。本体内部の熱を効果的に排出する独自技術「dynabook エンパワーテクノロジー」と小型で高効率の冷却ファン搭載により、CPUのパフォーマンスをプロセッサー・ベース電力28Wで動作する。
加えて、転送速度が向上した高速LPDDR5メモリを採用しているため、例えばオンライン会議で、ビデオ映像と音声をクリアにストレスなく再生させながら別のアプリケーションで作業を行うといった、さまざまなデータを同時に扱うような負荷の高い昨今の利用スタイルでも、快適に作業を進めることができる。
また、設計段階から行われている徹底したシミュレーションと厳しい製品テストに加え、過酷なテストとして知られる米国防総省制定MIL規格(MIL-STD-810H)に準拠したテストの実施を予定しており、合わせてデスクの上からや持ち歩き時の落下を想定し、底面や天面をはじめ26方向からの落下テストも実施する予定。これらのテストを行うことで、薄型・軽量のモバイルPCでありながら、安心して持ち歩くことができ、長く使い続けられる堅牢性を追求する。堅牢性の高さは、ビジネスの場でのダウンタイム(仕事のできない時間)の軽減につながり、生産性の向上に寄与する。
さらに、カメラモジュールを2.2mmまで小型化することで、ディスプレイ部のほぼ全画面に近い狭額縁設計を実現している。没入感を高める14型液晶は、16:10の画面比率を採用しており、縦方向の表示領域が拡大し、表計算ソフトなどの一覧性がアップした。新たに、第三者認証機関であるテュフ・ラインランドが定めるEyesafe認証のLow blue light液晶をdynabookでは初めて採用。ブルーライトを低減するほか、外光の映り込みの少ないノングレア液晶のため場所を選ばず使え、ハイブリッドワークに適している。ソフトウェア上で好みに合わせ色調整ができる「dynabook 色合い調整ユーティリティ」も搭載している。
ビジネスで当たり前になったオンライン会議をより快適にする機能として、「AIカメラエフェクター」を搭載した。オンライン会議に映る人の姿を感知し、背景ぼかし、明るさ自動補正、顔位置自動調整を実行し画面を最適化するとともに、「AIノイズキャンセラー」により、周囲からのノイズを抑え自分の声も相手の声も聞き取りやすくすることも可能。また、オンライン会議中、マイクのオン/オフをキー操作(Fnキー+Aキーを同時に押す)だけで素早く切り替えられる「ワンタッチマイクミュート」にも対応している。さらに、映画館の音響システムにも使われるサラウンド機能「Dolby Atmos」を搭載することで、音量・音質が向上し、オンライン会議でも聴き取りやすくなった。
スマートフォンとの連携も強化。スマートフォンをプレゼンのリモコン替わりに活用できる「dynabook スマホコネクション」を新たに採用している。オンライン会議だけではなく、ビジネスの対面会議を快適にする。
このほか、最適な映像・音声の提供に加え、クリックパッドやキーボードの使いやすさを追求した。クリックパッドは、13.3型従来機の「dynabook G83」に対し面積が約38%アップし、複数の指を使っての直感的な操作が可能になった。防滴のキーボードは、キーキャップも大きく打ちやすくし、快適なタイピングを実現している。セキュリティ面では、新たに電源ボタン一体型の指紋センサーを採用。パソコン起動と同時にWindowsへサインインできる。また、顔認証センサーを選択可能。パスワードによるロック解除のわずらわしさをなくし、素早くログインでき、ハイブリッドワークでも快適に利用できる。
インターフェースには、先進Thunderbolt 4の高速データ転送に対応したUSB4 Type-Cコネクタを二つ装備し、拡張性を高めている。同時に2台の外部ディスプレイへの出力など周辺機器とのスムーズな接続と、外部ストレージデバイスを通じた高速データ転送で仕事を効率化する。長時間バッテリ駆動(約18時間を予定)を目指し、30分の充電でバッテリー駆動時間の約40%を充電できる急速充電機能「お急ぎ30分チャージ」を備えるなど、隅々までモビリティを追求した。
黒の品格と青のカジュアル感をあわせもった、新色「ダークテックブルー」のボディカラーを採用。きょう体カバーとヒンジキャップを一体化させることでヒンジ付近の無駄な線をなくしている画面を開いたときにパームレスト部分から画面までがシームレスで広く見え、画面に集中できるきょう体デザインは生産性向上にもつながる。
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