IT機器の設定・トラブル解決を行う日本PCサービスは12月9日、「MiiTel」を提供するRevCommと業務提携すると発表した。同日から、業務DX化プログラムの第二弾としてMiiTelとインターネット回線がセットになった初のパッケージ商品の提供を開始した。


　日本PCサービスは独立系の企業として、IT機器の設定やトラブル解決を全国・年中無休・最短即日でサポートを行っている。法人専門部隊では、社内にシステム担当がいない中小企業・小規模事業者に向け、DX化支援プログラムに注力している。IT機器やツールの導入、活用支援、保守・管理サポートとあわせて、導入に際して利用可能な補助金・助成金の診断や申請を支援し、企業のDX化推進をサポートしている。

　同社の法人専門部隊には、IT機器やクラウドツールの導入相談が数多く寄せられている。中には、ニューノーマル時代の事業展開として、都市部の大規模拠点から各エリアへ拠点を分散させる動きがあり、コールセンターや会社の電話をクラウド上で受電できる仕組みや、業務の見える化が可能な環境構築を求める声が挙がっている。また、新規拠点でクラウドツール活用するにはインターネット回線が必須となる。そこで今回、MiiTel初のインターネット回線をセットにしたフルパッケージを販売する。

　MiiTelは、顧客の対応状況をリモートで一元管理が可能なAI解析IP電話。営業活動を非対面で行うことが定着し、対面での営業活動を主としていた中小企業では成果を出しづらい環境に変化している。MiiTelは、1クリックで架電ができ、通話データをAIで解析しトップ営業の話し方を可視化するなど、営業支援ツールとして活用できる。また、会話を自動的に文字起こしする機能や自動録音機能などにより、コールセンターなど電話窓口業務の効率化や応対品質の向上が見込める。