ニュース
米ソニックウォール、「NSsp」「NSa」ファイアウォールの新モデルを発表
2021/11/17 15:00
新モデルは、ネットワークのパフォーマンスを損なうことなく、企業、政府機関、MSSPをランサムウェアや新種のマルウェアを含む高度なサイバー攻撃から保護する。
Generation 7プラットフォームでは、17種の高度な仮想/物理ファイアウォール製品を提供しているため、組織はその規模や業界を問わず、「SonicWall Boundless Cybersecurity」を導入することができる。TZ、NSa、NSsp、NSv(仮想)ファイアウォールの全製品は、クラウドネイティブの「Network Security Manager(NSM)」で迅速に管理が可能。NSMは、分散型企業に使いやすい単一のクラウドインターフェースを提供し、合理化された管理、分析、レポート作成を実現する。
新製品のNSsp 10700とNSsp 11700ファイアウォールは、前世代のSonicWall製品と比較して最大4倍の脅威防御を実現。エンタープライズクラスのネットワークを保護するだけでなく、MSSP向けにも強力なオプションを提供する。ファイアウォールスループット(10700は42Gbps、11700は47Gbps)、脅威防御スループット(同27、35Gbps)、IPS(同28、37Gbps)、VPNパフォーマンス(同23、27Gbps)などについても、高い評価を得ている。
いずれも100G、25G、10Gの接続が可能で、大規模な環境でもマルチギガビットの脅威対策を実現する。これらの高いポート密度、ハードウェアの冗長性と高可用性により、分散型企業や大規模な政府機関は、ネットワークの成長に合わせてより安全な接続をサポートしつつ、アプライアンスの購入を抑えることができる。
新モデルのNSspが加わり、ソニックウォールは、NSsp 10700、11700、13700、15700の4種類の政府機関・エンタープライズグレードのファイアウォールを提供する。NSsp 15700では、最大105Gbpsのファイアウォールスループットを実現しており、このラインアップは、大企業が最も要求の厳しい複雑な環境にも対応できる高性能セキュリティを拡張する際の選択肢となる。
また、厳しい状況にある中規模の企業や組織がTCO(総所有コスト)を管理できるよう、Generation 7の進化の最終段階となる新製品としてNSa 5700をリリース。NSaファイアウォールは、ハイブリッド環境のセキュリティバックボーンとして機能し、SonicWallの仮想セキュリティ製品を補完する。企業は設備投資の上限を超えることなく、コスト効率の高い方法で複数拠点または分散拠点の展開、保護、管理を実現できる。
NSa 5700は、NSspと同様に安全なネットワークパフォーマンスを加速し、従来のSonicWall製品と比較して4倍以上となるファイアウォールスループット(28Gbps)と、脅威防御スループット(15Gbps)の新基準を実現している。この性能向上に加えて、IPS(17Gbps)とVPN(15Gbps)もスピードアップしている。
- 1
関連記事
米ソニックウォールがサイバー脅威レポートの21年中間アップデートを発表、ランサムウェア攻撃が急増
ソニックウォール・ジャパン、UTM以外で全売上高の5割を目指す
米エクストラホップ・ネットワークス 通信を可視化しセキュリティを強化 日本法人の立ち上げも予定