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スプラッシュトップ リモートワークの拡大で導入急増 新サービスにSSOを標準搭載
2021/03/18 09:05
週刊BCN 2021年03月15日vol.1866掲載
同社の提供する「Splashtop Business」は、自宅や外出先から会社のPCにリモートアクセスして画面操作を行えるリモートデスクトップサービス。コロナ禍発生後は全社的なリモートワークの導入拡大により、ボトルネックが顕在化したVPNに代わる安全なリモートアクセス手段として引き合いが増加した。SplashtopはAWSやグーグル、オラクルのクラウドインフラを利用して急激なユーザーの増加にも対応できる形で運営され、「(コロナ禍で)爆発的にユーザーが増えたなかでも稼働率100%を継続した」と水野代表取締役は語る。
今年2月には、「Splashtop Enterprise Cloud」を発売した。シングルサインオン(SSO)機能が標準実装され、SAML 2.0の認証方式を利用して、Azure ADやOktaなどのID管理サービスと連携できる。また、PCだけでなくAndroid搭載端末に対してIT管理者がリモートでアクセスし、メンテナンスやサポートができるようになった。
一人当たりが利用する端末の増加やIoTの広がりを背景に「これからはIT管理者が管理しないといけない端末が増えてくる」と水野代表取締役は話し、「2022年中に400万台以上のリモートコンピューティングを実現する」ことを目標に掲げる。また、今後はChromebookを業務で利用する企業向けの展開や、NTTドコモとの実証実験において5G環境下で実現した「最大60fpsで動作する高いパフォーマンス」(水野代表取締役)を背景に、動画などのクリエイター向けの展開にも力を入れていく考えだ。(前田幸慧)
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