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広告業のDXをデータ活用で、博報堂DYメディアパートナーズがAaaSを提唱
2020/12/02 15:27
広告業界では広告枠を“モノ”として取引するビジネスモデルが長らく主流となっていた。しかし、このモデルでは広告活動がメディアごとに分断され、その効果などが可視化できず、広告メディア活動全体から俯瞰した際に無駄が発生していたという。
そこで同社は広告ビジネスを“モノ”から“コト”へと事業転換し、次世代型のビジネスモデルによるメディア投資効果の最大化を推進する。
AaaSは同社が目指す次世代型モデルの具体的な形で、メディア企業や消費者が持つデータ、広告主のマーケティングデータを収集してシステム基盤に蓄積。これらのデータを基に複数のメディア広告を横断した統合メディア運用サービスを提供することで、広告主のメディアKPIをより効率的に達成していく。
同社ではこれらのサービスやビジネスモデルを約2年かけて準備してきた。デジタル・アドバタイジング・コンソーシアムと協働で開発したサービス基盤「博報堂DY次世代メディアシステム」を基にAaaSのサービスアーキテクチャーを構成しており、各種サービスやツールは20年12月から21年春にかけて提供していく予定だ。(銭 君毅)
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