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ウイルスを不活化する照明システム、ウシオ電機と東芝ライテックが共同開発
2020/12/02 11:35
ウシオ電機と東芝ライテックは8月に業務提携を結んでおり、以来、両社は公共交通機関や施設での感染リスク低減に貢献できる製品開発を進めてきた。Care222 i-シリーズ ベーシックとUVee(ユービー)ユニバーサルダウンライトタイプはこの提携に基づき開発したもので、ウシオ電機が人体に優しい紫外線波長域のみを照射する「Care222 光源モジュール」を東芝ライテックに提供し、東芝ライテックが設計・製造・品質管理を担った。
新製品の特徴は、有人環境でも紫外線を照射できるだけでなく、人感センサーを内蔵し無人環境下でのみ照射できるモードや消灯を自動化できる。米国・産業衛生専門官会議で定められたUV照射に関する安全ガイドラインに従った照射量のコントロールが可能だという。
新製品はオフィスや学校のほか、商業施設や公共施設など不特定多数の人々が集まる場所への導入を見込んでいる。両社では今後もCare222を搭載した製品ラインアップの強化を目指し、新型コロナウイルスの感染拡大防止に貢献していく考え。(銭 君毅)
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