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デル・テクノロジーズ インテル最新CPUを搭載し製品ラインアップを大幅刷新 上半期は大幅出荷増を達成
2020/10/15 09:00
週刊BCN 2020年10月12日vol.1845掲載
各機種とも、インテルが9月3日に発表した第11世代インテルCoreプロセッサーを搭載しており、パフォーマンスと電力消費を改善した。13.4インチモバイルPC「XPS 13」の上位機種と、ディスプレイが360度回転しタブレット端末としても使える「XPS 13 2-in-1」では、インテルが指定した仕様をクリアしたモダンPCブランド「インテルEVOプラットフォーム」に対応。同仕様では、高性能Coreプロセッサーの採用に加え、定められたバッテリ駆動時間、起動時間、充電速度、Wi-Fi 6への対応などが求められており、より快適に使える製品の指標となっている。
また、法人向け専用モデルの新「Vostro」シリーズでは、13.3インチの「Vostro 13 5000(5301)」のほか、14インチ、15.6インチの新製品を発表。薄型軽量と高い耐久性、1時間の給電で最大80%までの高速充電を実現したほか、プライバシーシャッターや「TPM 2.0」といったセキュリティ機能を標準搭載したことで、テレワークとオフィスワークの双方でパフォーマンスを発揮できるとしている。
同社の20年上半期のビジネス状況について、コンシューマー&スモールビジネス事業統括本部長の渡邊義成・常務執行役員は「コンシューマーにおける出荷台数は、市場全体が23%増に対して46%増。スモールビジネスにおいては、市場が3%減に対して12%増と、二桁の伸びを示し、非常に好調に推移している」という。
上半期は在宅勤務やオンライン学習の需要が市場がけん引したが、直近ではオフィスワークへと戻る企業も徐々に増加している。多様なワークスタイルに対応したデバイスを提供することで幅広いニーズを捉えていく考えだ。(銭 君毅)
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