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富士通研究所、ビジネスデータの真正性を保証するTrust as a Service技術を開発
2020/10/07 17:12
今回の新技術は、企業・官公庁などが日々の業務で使用しているクラウドサービスのユーザーインターフェースを変更することなく、承認プロセスに関わる複数組織の人が扱ったデータに、自動で真正性を付与することが可能となるもの。
具体的には、クラウドサービスとクライアント端末(サービス利用者)間のクラウド環境に、同社独自開発のTrust as a Service(TaaS)層を設置。クライアント端末に代わって署名が必要なデータに対して自動的にデジタル署名を実行し、真正性を透過的に付与することができる。また、サービス利用者の手間をなくしつつ、クラウドサービスからTaaS層、クライアント端末までを安全に接続・仲介するためのTaaS向け認証プロトコルを開発した。
同技術の活用により、あらゆる業務・手続きのデジタル化を加速するとともに、複数組織を横断し共有されるビジネスデータの真正性を、テレワークなど社外端末を含む環境で容易に保証することが可能となり、安全なビジネスコラボレーションができるようになる。
同社では今後、デジタルトラスト協議会を通じて、TaaSの共通アーキテクチャーの策定に参画するとともに、今回、開発した技術の利用シーンでの検証を進め実用化を目指す。
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