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ピュア・ストレージ・ジャパン オンプレ・クラウドのストレージをサブスクリプションで「Pure as-a-Service」の提供を開始
2020/09/03 09:00
週刊BCN 2020年08月31日vol.1839掲載
最短12カ月から契約可能で、短期的な利用ニーズにも応える。ストレージを資産として保有せず、使用量に基づく従量課金での利用となり、自社でオンプレミスのシステムを購入する場合と比べ、将来的なデータの増量を見越した過剰な投資を抑制できる。また、CAPEX(設備投資)としてでなくOPEX(運用費)として処理することが可能。2019年1月に適用が始まった国際会計基準「IFRS16号」による新リース基準にも準拠した形でオフバランス化できるという。
Pure as-a-Serviceは、東京エレクトロンデバイスが7月1日に販売を開始している。販売パートナーを順次拡大していく方針で、グローバルSIerやマネージドサービスプロバイダー(MSP)経由での提供も推進する。
米ピュア・ストレージの21年度第1四半期(20年5月期)売上高のうち、約3分の1がサブスクリプションサービスの収益にあたり、前年比37%増で成長している。ピュア・ストレージ・ジャパンの田中良幸社長は、「日本においても海外と同じようなカーブを描きながら成長すると信じている」と強調。また、市場開発部の藤井洋介部長は、キャッシュフローの改善やハイブリッドクラウド化を検討する顧客などのニーズに合うとして、「引き合いは非常に増えるのではないか」と期待を込める。(前田幸慧)
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