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丸紅とCACHなど、IoTで工事現場の重仮設資材の異常を検知・通知するシステム
2020/07/07 10:22
建設業界では、事故災害回避のための安全操業の向上や、熟練工や管理者の人手不足への対応が急務となっている。こうした状況のなかで、重仮設資材の管理は資材設置後、現場管理者による油圧ジャッキの目視確認や、専門の計測事業者がセンサーや計測装置を設置する方法で、切梁の異常を検知している。従来の方法は、巡視時・取付作業時の転落事故などの安全面や現場管理者不足による計測器の見落としが課題となっていた。
新たに提供するシステムでは、工場出荷時点で異常を検知・自動通知するIoTデバイスの重仮設資材への設置が完了している。そのため、工事現場での施工は不要で、安全な施工と省力化を実現する。同システムを利用する現場管理担当者は、所有するスマホやタブレットで異常を知らせるメールの受信や切梁にかかる軸力のデータを確認し、迅速な対応を取ることができる。
今回の評価版の提供を通じて、同システムを活用する顧客からニーズを吸い上げることで、CACHによるさらなる技術改良や丸建リースによる重仮設鋼材の新たな機能創出を行う契機とし、丸紅グループの国内外ネットワークを生かした市場開拓を目指す。
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