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富士通、Upstream Securityとコネクテッドカーのセキュリティ分野で協業

2020/01/20 19:00

 富士通(時田隆仁社長)と、コネクテッドカー向けセキュリティ技術を保有するイスラエルのUpstream Security(アップストリームセキュリティ)は1月16日、コネクテッドカーのセキュリティ分野で協業することに合意したと発表した。この協業のもと、両社はコネクテッドカーのためのセキュリティオペレーションセンター「Vehicle Security Operation Center」向けのソリューションを共同で開発していく。

Upstream SecurityのWebサイト

 近年、コネクテッドカーの増加により、これらの車両や関連機器に対するサイバー攻撃のリスクが高まっている。また、コネクテッドカーのサイバーセキュリティの義務化や標準化については、国際連合の自動車基準調和世界フォーラムをはじめとして国内外で議論されている。自動車メーカーや車両を管理する事業者は、車両との間でやり取りされるデータの改ざんや車両制御アプリケーションの脆弱性を悪用した不正開錠等へ対処する必要が出てきており、そのオペレーションをサポートするソリューションが求められている。

 Upstream Securityのもつクラウドベースの自動車用サイバーセキュリティソリューション「Upstream C4」は、業界初の自動車向けセキュリティ脅威情報を配信する「AutoThreat Intelligence」により、コネクテッドカーや関連するサービスをサイバーセキュリティの脅威から守ることができる。

 このソリューションを、富士通のICT-セキュリティオペレーションセンターに関する技術やビッグデータ処理技術と統合していく。これにより両社は、コネクテッドカー向けに、車両側だけでなくセンター側の脅威を検知するセキュリティソリューションを開発し、今年中に日本、北米、欧州の自動車メーカーや交通事業者向けに展開する予定。
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富士通=https://www.fujitsu.com/jp/