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リコー、中国広東省東莞市の新工場を4月に稼働
2020/01/10 18:00
新会社は、グローバル生産体制強化の一環として設立。オフィスプリンティング機器のグローバル集約生産拠点として、IoTによる販売・製造データの活用や、最先端のロボットや自動化設備の導入などによりデジタルマニュファクチャリングを推進する。今まで消費地拠点で行っていたカスタマイズ生産を高効率に実現するほか、顧客先での稼働データと製造データを一元管理することで、機器の稼働品質の向上を目指す。さらに、CO2の徹底的な削減に取り組むリコーグループ環境最先端工場として、太陽光発電設備や置換換気・空調システム、自然採光・自然換気などを積極的に採用し、脱炭素社会の実現にも貢献していく。
今回の新工場の生産開始に伴い、中国国内の生産拠点を再編し、今年春には「Ricoh AsiaIndustry(Shenzhen)」、今年秋には「Ricoh Components&Products(Shenzhen)」の生産をそれぞれ終了する。
この生産拠点の再編により、グローバル生産体制でのデジタル技術を活用した次世代生産システム構築の加速を図る。また、アジア地域の集約量産拠点であるタイ王国・ラヨーン県の「Ricoh Manufacturing(Thailand)」と連携した主要複合機の並行生産を強化し、部品共通化や最適なサプライチェーンの構築を進めることで、顧客のニーズに迅速に応えられる体制構築とさまざまなリスクに対応するためのBCP強化を図っていく。
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