ニュース
中堅・中小企業の情報シス課題を人材と知識で解決──ユナイトアンドグロウ<新規上場企業の横顔>
2020/01/02 09:00

ユナイトアンドグロウグループは、グループミッションである「人と組織を強くする」を掲げ、「シェアード・エンジニアリング」を基盤として、IT人材と知識を「シェア」するサービスを提供している。同社が展開するサービスは、限りある人的資源や知的資源をオープン、セキュアに共有し、顧客が抱える情報システム部門の課題を解決することで、顧客の事業変革「デジタルトランスフォーメーション」を支援する。
事業セグメントは「インソーシング事業」と「セキュリティ事業」の2事業に分類される。インソーシング事業は、中堅・中小企業に対して、情報システム部門を支援する会員制サービスを行っている。IT人材と知識をシェアすることで、中堅・中小企業のITに関する人材不足の解消、課題解決、経済的負担の軽減、企業のデジタル化を推進し、顧客の成長加速を支援している。
セキュリティ事業は、PCI DSS準拠や認証取得のための支援・コンサルティングサービス・教育研修サービスの提供、情報セキュリティマネジメント関連文書の整備支援業務、海外企業の日本展開での日本基準への適合支援業務を提供している。
今後は、50-1000人の成長企業にターゲットを絞り、事業基盤の早期拡大を実現する。首都圏エリアの顧客獲得ポテンシャルは大きく、集中的な展開により成長を加速する。また専門性の高い特化型サービスの立ち上げによって、高付加価値化をさらに進めていく。個人ごとに異なる専門性をそれぞれが伸ばし、有機的につなげることで、グループの総合力を高めていく方針。
19年12月期の業績は、売上高16億600万円(前期比15.7%増)、営業利益1億9800万円(前期比16.3%増)、経常利益1億8400万円(前期比4.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1億2400万円(前期比0.8%増)を見込んでいる。
- 1