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96歳で大往生した大塚商会の創業者 大塚實氏を「偲ぶ会」、帝国ホテルで
2019/12/20 13:05
会は特段の挨拶などもなく、静かに献花しながら淡々と進行。会場の隣室には故人の思い出の写真が数多く飾られ、会長室を再現したコーナーも設けてあった。列席者に配られたリーフレットには、生前再生活動に尽力した熱海の梅園の写真とともに、偲ぶ会委員長で大塚商会の大塚裕司社長が「故人が好きだった言葉『大志を抱き精魂を傾ける』を添えて御礼」をしたためた。
大塚實氏は1922年10月生まれ。44年には学徒出陣を経験し、47年に理研光学工業(現リコー)に入社、社会人としてのキャリアをスタートした。61年の7月に大塚商会を設立し、代表取締役社長に就任。01年に代表取締役会長に就いた。その後、04年に代表取締役を退任、相談役名誉会長に退いた。06年の初受賞から数えて計7回、紺綬褒章を受章するなど、力を入れていた社会貢献活動もおおいに評価された。(BCN・道越一郎)
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