ニュース
AWS、KDDIの5G利用で提携、自動運転など低遅延サービス実現に向けて
2019/12/04 14:00
AWSは現地時間の12月2日から6日まで、米国・ラスベガスでイベント「AWS re:Invent」を開催している。ここで、超低遅延が求められるモバイルアプリケーションをキャリア網内の5Gネットワークのエッジにデプロイできる「AWS Wavelength」を発表した。今回のKDDIとの提携は、このAWS WavelengthをKDDIの5Gネットワーク内に配置する、というものだ。
この環境を構築することで、アプリケーション開発者は、現在利用しているAWSと同じ、使い慣れたAPI・ツール・機能を使用しながら、低遅延を生かしたサービスを展開することができる。
想定している低遅延サービスは、高精細なXR(VR、ARなど)、VPS(Visual Positioning Service)、スマートファクトリー、建機の遠隔操縦や自動運転など。KDDIとAWSは、5GネットワークとAWS Wavelengthを組み合わせ、環境を構築することで、これらのサービスの実現を支援していきたい考えだ。
なお、AWSは、米国のベライゾン、英国のボーダフォン、韓国のSKテレコムとも同様の提携を結んだ。
- 1
関連記事
AWSとオーストラリアが包括契約、クラウドを組織横断的に調達可能に
自動運転タクシーの実用化に向けKDDIら5社が協業、20年夏に都内で実証実験
KDDIとFacebook、XR技術を活用してビジネスのDXを加速
ITを活用してサラブレッドの育成支援、5G×ドローンでトレーニングの遠隔観察