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AIの普及に関する意識調査、仕事が奪われると不安に感じる人は何%?
2019/11/26 13:05
現在、大量のデータから規則性を見つけ出す技術・ディープラーニング(深層学習)によってAIが進展している。ディープラーニングは、主に画像認識や音声認識、 自然言語処理を可能にし、車の自動運転、コンビニの無人化などに活用されている。このようにAI技術がさらに進歩すると、世の中がより便利に快適になっていくと予想されている。
しかし一方で、AIが仕事を奪い、職に就けない人が増加する未来を予想する人もいる。2014年にオックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授は、今後10年で既存の仕事の70%がなくなるという論文を発表。テレマーケターやデータ入力、銀行窓口係などの職業がなくなるとしている。
今回の調査で、「AIの普及についてどのように考えますか?」という設問に対しては「仕事が楽になる」が37%、「仕事を奪われてしまう」が24%、「新しいビジネスチャンス」が22%、「興味がない」が17%という結果となった。
「仕事が楽になる」と回答した人は、現在人が行っているデータ入力などの単純業務が自動化され、肉体労働はAIを生かしたロボットによって自動化され、その結果人の仕事が楽になり、自由に使える時間が増えると考えているようだ。
また「新しいビジネスチャンス」と回答した人も多い。AI技術が進歩することで、新しいプロダクトを生んだり、既存の商品、サービスを進化させたりする可能性がある。そのため、AIの普及を新しいビジネスチャンスと考えている人が少なくないようだ。
一方、「仕事を奪われてしまう」とネガティブにとらえる比率も24%に達した。「退職の前に読むサイト」編集部では、「AIにより失業者が増える可能性はあるが、それ以上に新しい雇用が生まれ、新たな仕事に転職することはできるだろう」とコメントしている。
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