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東京理科大学発ベンチャー企業が有翼ロケットを打ち上げ
2019/11/19 12:30
gaaboo号は、新たに採用した上昇の誘導則や改善した姿勢制御性能などの基礎的な技術実証を目的とする実験機。垂直に発射後、約18秒で高度約1kmに達し、約30秒後にパラシュートを展開して、約100秒後に着陸する予定。
SPACE WALKERは、“飛行機に乗るように誰もが気軽に宇宙を往還できる未来の実現”に向けて有人宇宙飛行を目指す。同社の米本浩一取締役CTOが教授を務める東京理科大学宇宙システム研究室と宇宙クラブが合同で、有翼ロケット実験機「WIRES」の研究・開発を進めている。
WIRESは再使用型の国産ロケット。使い捨てロケットが主流の宇宙輸送の常識を変え、安い・早い・安全な宇宙輸送手段の確立を実現を目指し、航法誘導制御システムや複合材製の推進薬タンクなどの技術実証を計画している。
これらの実証技術を応用して、各パートナーと協働し、メイドインジャパンのサブオービタルスペースプレーン(小型衛星打上)科学ミッション機を2022年に、小型衛星打上機を24年に、そして宇宙旅行機を27年に初飛行させることを目指している。
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