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不審物の検出にも活用、4G対応のLED蛍光灯一体型防犯カメラを東急電鉄全車両に
2019/11/10 13:00
IoTubeは、4G通信によってカメラの映像データを送信し、遠隔で記録映像を確認できる。東急電鉄の協力を得て、MOYAI(渡邊亮CEO)が開発したもので、ソフトバンクが販売、通信サービスの提供を行っている。
東急電鉄とソフトバンクは、今年5月末から6月末まで、大井町線の一部の車両 でIoTubeの試験導入を行い、9月から田園都市線の一部車両でも試験導入を行ってきた。その結果、IoTube本体の強度や映像の撮影角度、設置場所におけるデータ通信のための電波強度などを確認できたので、正式に導入を決定した。具体的には1車両あたり4台のIoTubeを設置し、20年7月までに全車両1257両への導入を進める。
これまで、車内に設置した防犯カメラの記録映像は、カメラから記録媒体を抜き取って事務所などに持ち帰り、専用PCで確認をする必要があった。4G通信に対応するIoTubeを活用することで、遠隔地からでもカメラで撮影した映像をほぼリアルタイムに確認できる。このIoTubeを全車両に導入することで、車両内トラブル発生時に迅速に対応できるような仕組みを整える。
東急電鉄とソフトバンクは、IoTubeの全車両への導入を通して、車両内の犯罪防止、利便性の高いサービスを追求し、セキュリティや顧客満足度の向上を目指す。さらに、将来的には、IoTubeに多様なセンサーを搭載し、そのデータを活用することで、AIやIoTを融合した次世代型ネットワークカメラとして、不審物の自動検出など、新たなサービスや新規事業の創出を目指す。
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