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第2回中国国際輸入博覧会が開幕、日系IT関連企業も参加

2019/11/06 10:30

【上海発】輸入品に関する中国最大級の総合見本市「第2回中国国際輸入博覧会」が11月5日、中国上海市の上海国家エキシビションセンターで開幕した。開幕式では、昨年に続いて習近平国家主席が登場し、各国の協力や市場の開放を呼びかけた。日系IT関連企業も参加し、最新の製品やソリューションをアピールした。(上海支局 齋藤秀平)

習近平国家主席

 習主席は「世界経済の発展は難しい問題に直面しており、一つの国だけでは解決できない」と指摘し、各国に協力強化を呼びかけた。さらに、世界経済の発展のために中国の市場をより一層開放すると表明し、知的財産の保護などを通じてビジネス環境をよりよくする取り組みを継続すると強調した。
 
日立製作所のブース

 日系IT関連企業からは、日立製作所や三菱電機、パナソニック、キヤノン、リコーなどが参加し、一般消費者向けから法人向けまで幅広く展示した。日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、日本からの出展数は約380社・団体で、国別でトップになる見込み。
 
第2回中国国際輸入博覧会の会場となった上海国家エキシビションセンター

 今回の輸入博覧会は10日まで。主催者によると、約36万平方メートルの展示エリアでは、日本を含めて155の国と地域から約3900社が出展し、期間中は約50万人のバイヤーが来場するという。
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