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OKI、車載電子機器・装置の信頼性試験サービス拠点を新設
2019/10/31 19:00
自動車業界は、EV化や自動運転、コネクテッドカーなどのニーズの高まりにより車載電子機器・装置の高度化・高密度化・IoT化への対応が急速に進み、製品の対象試験や規格も多様化が進んでいる。これに伴い、高額な最先端の専用試験装置と、熟練した高度なスキルをもった専門家による試験対応の需要が急増している。
OEGは、2017年に「カーエレクトロニクス テストラボ」を本庄ラボ内に設立し、車載機器に特化した信頼性試験サービスとして、「ワンストップ車載コネクター信頼性評価」や「スプラッシュウォーター衝撃試験」「硫黄(S8)ガス腐食試験」などを提供。さらに、EV化によるECU(エンジンコントロールユニット)など電子機器の長期信頼性評価の需要が増加。円滑にワンストップで車載電子機器・装置の試験サービスを提供するため「群馬カーエレクトロニクス テストラボ」の新設を決めた。2拠点体制にすることで試験対応能力が上がり、それにより自動車分野の売上高の前年比15%増を目指す。
群馬カーエレクトロニクス テストラボは、ITを活用することで練馬区にある本社ラボや本庄ラボなど遠隔からの試験対象品の状態監視、試験設備の稼働状況や測定データの取得・分析を実現し、少人数で24時間365日運用する「スマートテストラボ」として稼働する。
エンジンの寿命を想定した約3000時間(約4カ月強)の長期信頼性加速試験(温湿度試験/熱衝撃試験)について稼働を開始し、今後3年間で設備導入を進めて、減圧試験、耐候性試験、ガス腐食試験、塩水噴霧試験等の長期信頼性試験をサービスメニューに追加する。また、半導体デバイスの評価・解析を行う本社ラボと連携し、顧客製品の高品質化を支援していく。
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