ニュース
アドビ、働き方改革をテーマにしたカンファレンス「BEYOND」を開催
2019/10/24 12:00
今回のカンファレンスでは、クラウドベースのドキュメント管理ソリューション「Adobe Document Cloud」を核に、これまでのPDFの使い方を超えた(BEYOND)「もう一歩先のビジネスの世界をAdobe Document Cloudで」をテーマに、デジタル化によるドキュメント業務の効率化とワークフロー変革による従業員や顧客体験の向上について、先進企業の事例を交えて紹介した。
冒頭、マーケティング本部 デジタルメディアの北川和彦・ビジネスマーケティング執行役員が登壇し、「多くの方は、アドビについて、Photoshopなどのソフトウェアのメーカーだというイメージが強い。もちろん、ソフトウェアを提供しているが、今アドビは素材の収集から加工、管理、分析まで一連のワークフローを提供できる会社に進化している。今回のイベントでそれを感じてほしい」と、あいさつした。
その後の基調講演では、米国本社から来日したAdobe Document Cloudプロダクトマーケティング担当のマーク・グリリ・バイスプレジデント(VP)が登壇。業務効率化におけるAdobe Document Cloudの強みと、AIを活用した今後の製品戦略について紹介した。
グリリVPは「デジタル化が働き方を変えている中、IDCの調査によるといまだドキュメント業務の80%に紙が使われている。Adobe Document Cloudを活用してもらい、業務効率化を支援したい」と話した。
紙のドキュメントを多く使う企業は、顧客満足度に対してマイナスな影響がある上に、社員に大きな業務負荷をかけていると指摘。さらに、通常、紙の文書や写真をスキャンしてデジタル化する場合、デジタル化したデータをカット&ペーストして別のドキュメントに貼らなくてはならず、手間も時間もかかってしまうことを指摘した。その上でグリリVPは「アドビはAIを使うことでワンクリックで実現できるようにした」という。
今後の機能追加については「ウェブ上でPDFの作成/編集ができるように機能を拡張する。編集がワンクリックでできるようにしていく。これは間もなく実装できる」と語った。
さらにモバイル体験も重視していく。「数年前、ウェブにアクセスしていたデバイスの95%がデスクトップだったが、今や半数がスマートフォンやタブレット端末。しかし、スマートフォンでPDFを閲覧するには、ピンチ&ズームをしないと文字を確認しにくい。この課題を解決し、自動でPDFの文字を読みやすいようにする。これも間もなく実装できる」と話した。
このほか、PDFから必要な情報を見つけやすくするための検索機能、エコシステムとしてAPIやSDKを提供していく計画だという。グリリVPは「パートナーの得意分野とアドビの得意分野を組み合わせることで、ロイヤリティーが上がり、顧客に真のエクスペリエンスを提供できるようになるだろう」と語った。
- 1
関連記事
アドビシステムズ、Document Cloudのユーザー事例で価値訴求を推進
マルケトの統合完了を発表 MAを取り込み法人向けサービスをカバー――アドビシステムズ
<アドビ システムズ社長インタビュー>日本の企業や消費者にこそ「パーソナライズ」が必要
マルケトを47.5億ドルで買収 B2B領域のマーケティングツールに本格進出――アドビ システムズ
匿名属性データの売買サービスを提供 ネット広告で顧客獲得コストを削減――アドビシステムズ