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日本上陸から5年のArcserve Japan、主力製品の売り上げの加速
2019/10/02 10:08
イメージバックアップソフトウェア「Arcserve Unified Data Protection(Arcserve UDP)」を中核に、市場の多様化するデータ保護ニーズに応えるバックアップ・リカバリソリューション、保守サポートを国内市場に提供してきた。
「Arcserve UDP」の売り上げは堅調で、19年8月末時点での国内の出荷数は累計で14万ライセンスを超えた。また、16年1月から提供を開始したバックアップ・アプライアンスシリーズは、昨対130%の出荷増を達成した。
このほか、「Arcserve UDP」「Arcserve Backup」「Arcserve Replication and High Availability」の各ソフトウェア製品を顧客向けサービスに利用する管理サービスプロバイダー経由での売り上げは前年同期比で37%増加した。
19年は各ソフトウェア製品の新バージョンのリリースを行った。バージョンアップの主な点は、「Arcserve UDP」では、Nutanix AHVをエージェントレスでバックアップできるようになり、導入が加速するHCI(ハイパーコンバージドインフラストラクチャー)への対応を強化。
度重なる災害で企業の関心が高まっている災害対策では、「Arcserve Replication and High Availability」でLinuxのDR(ディザスタリカバリー)の自動化にも対応した。また、成長著しいクラウドを活用した遠隔バックアップや災害対策サービスを提供。8月28日に発表した「Arcserve UDP Cloud Hybrid」と「Arcserve UDP Cloud Direct」の両バックアップサービスは、(1)データをクラウドに直接バックアップ、(2)オンプレミスのArcserve UDP、またはUDP アプライアンスでバックアップしたデータをクラウドに複製、(3)Arcserve製品群を一元管理、が可能になった。
今後は、メールアーカイブの分野に注力する。メールシステムは、昨今データ保護のみならず、コンプライアンスの観点からも重要な位置付けとなっている。証拠保全や監査証跡の一貫として高いセキュリティを保つArcserveクラウドにアーカイビングするサービス提供を進めていく。
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