ニュース

英アーム、今後もファーウェイにライセンスを提供、中国メディアが報道

2019/09/26 16:23

 ソフトバンク傘下の英アームが、米国から制裁を受けている華為技術(ファーウェイ)に対し、半導体アーキテクチャーのライセンスを今後も提供することになったと、複数の中国メディアが9月25日に伝えた。

ファーウェイの本社ビル

 新京報は9月25日夜の記事で、アームの幹部が「(ファーウェイが永久ライセンスを取得している)v8アーキテクチャーと、それに続く新しいアーキテクチャーは、どちらも英国の技術に基づいて開発されており、米国の法規的な影響を受けない」と発表したと報じた。

 アームとアーム中国、ファーウェイ傘下の半導体メーカー「海思(ハイシリコン)」の幹部は9月25日、中国広東省深セン市で会談し、今後の措置を確認したとみられる。

 報道によると、アームは今年5月以降、米国製品の輸出が原則禁止されるエンティティ―リストに入ったファーウェイや子会社との取引を停止したとされ、ファーウェイのチップ開発に大きな影響が出る可能性が指摘されていた。
  • 1

関連記事

ソフトバンク/英アーム、トレジャーデータ製品活用したデータ活用支援会社を設立

ファーウェイが狙うエコシステムの強化、パートナーとは協力と競争を共存

中国ITベンダー、自前のチップ開発を加速、米国勢を追う動きに注目