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自動運転を支援する道路インフラシステム、OKIがシミュレーション技術を開発
2019/09/06 12:30

自動運転車は、周囲の安全を認知・判断するため自律系センサーを搭載している。さらに、道路インフラシステムによる支援を行うことで、より円滑な走行が実現できる。特に、建造物などに遮られた合流地点では、自動運転車が本線側を走行する車両の位置や速度などを把握できず、合流のタイミング調整が困難となる。円滑に合流するためには、自動運転車側の情報を提供する新たな支援システムの適用検討が必要だ。その際の道路インフラシステムの設置条件の検討、効果測定、運用の検証が課題となっている。
今回開発した技術は、高速道路などの自動運転車の合流地点で実道路に設置する道路インフラシステムの導入効果を事前に確認できる。また、交通流、道路環境、路側センサーの検知性能や路車間通信装置の通信性能など、さまざまな条件に応じて、設置環境に最適な設備の構築を検証できる。これにより道路インフラシステムの検証・構築をサポートする。
今回開発したシミュレーション技術の検証結果を踏まえ、今後は道路インフラシステムの実用化を目指し、フィールドでの検証を重ねていく。
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