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富士通とエヌビディアが協業強化、GPU搭載サーバー導入支援プログラムがスタート
2019/08/29 12:00
両社はGPUコンピューティング向けのプラットフォーム導入支援プログラム「FUJITSU Server PRIMERGY / NVIDIA コラボレーションプログラム」を開始。企業のGPUコンピューティングの導入を支援する。また、従来から提供しているVDI向けの製品ラインアップを強化する。
同プログラムの取り組みとして、富士通デジタル・トランスフォーメーション・センター内に「FUJITSU Server PRIMERGY / NVIDIA コラボレーションセンター」を両社共同で開設する。コラボレーションセンターでは、検証用サーバーを常時配備し、富士通やエヌビディアの専任サポート要員が、GPUの搭載によるVDIやHPC、AIシステムにおける性能検証テストを実施する。また顧客がGPU搭載PCサーバーを導入するにあたり必要なソフトウェアの設定作業から、テスト結果の妥当性の検証までを一貫してサポートする。
ラインアップの面では、VDIで快適な画像処理を実現する仮想化グラフィックスカード「NVIDIA Tesla M10」に、VDIヘのGPUリソースの割り当てを制御する「GRIDソフトウェア」をバンドルした「NVIDIA GRID 仮想PC for Windows 10」を富士通から提供する。富士通製のPCサーバー「PRIMERGY RX2530 M5」「PRIMERGY RX2540 M5」を、エヌビディアのNGC-Ready認証を受けた構成で提供する。この構成ではHPCにおけるAIの学習と推論、データ分析、画像処理など、さまざまなワークロードを高速化する「NVIDIA T4 GPU」を搭載する。
税別価格はNVIDIA GRID 仮想PC for Windows 10がオープンで、FUJITSU Server PRIMERGY RX2530 M5が131万4800円から。
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