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和歌山県有田市、シェアサイクルを活用し観光振興・地域活性化へ
2019/08/28 10:30
地方では地域の活性に向けて、訪日観光客を呼び込む動きが活発になっている。その中で、地方の観光地へのアクセスに時間がかかる、運行本数が少ないといった観光客からの不満の声が上がり、二次交通の充実が課題となっている。有田市も二次交通の課題が生じており、観光客にとって快適な周遊の手段が求められている。
こうした背景を受け、導入が比較的容易で、観光客にとって周遊の自由度が高く、市民にとっても日常の交通手段ともなるシェアサイクルを軸に、観光振興や地域活性化を目指していく。
まず、実証実験として、市内の約10カ所に駐輪ポートを設け、8月27日から実験的に運用を開始する。オーシャンブルースマートが提供するシェアサイクルサービス「PiPPA(ピッパ)」を活用し、和歌山県自転車軽自動車商業協同組合有田支部が、貸出自転車の配車、修理を担当する。NECソリューションイノベータは、シェアサイクルの利用データを分析し、得られた結果から、観光政策に寄与するデータを有田市に提供する。実験期間は2019年8月27日から22年8月26日まで。
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外部リンク
和歌山県有田市=https://www.city.arida.lg.jp/
オーシャンブルースマート=https://pippa.co.jp/
NECソリューションイノベータ=https://www.nec-solutioninnovators.co.jp/
和歌山県自転車軽自動車商業協同組合=http://www.chuokai-wakayama.or.jp/wajikyo/