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日本での事業展開を強化 「UEBA」活用のセキュリティプラットフォーム――エクサビーム
2019/08/15 09:00
週刊BCN 2019年08月12日vol.1788掲載
エクサビームは2013年に米国で設立されたセキュリティベンダーで、「UEBA(User and Entity Behavior Analytics)」技術を活用したSIEMプラットフォームを提供する。エンドポイントやネットワークなどさまざまな機器からログを収集し、ユーザーの通常時の振る舞いを自動で学習。その上で異常な振る舞いや脅威があった場合はそれを検知・分析して、インシデント対応に当たることができる。事業展開当初はユーザー企業が導入しているSIEM製品に上乗せする形のビジネスが多かったが、17年以降は「他のプレーヤーのものを入れ替える」(ポラックCEO)形での展開が増えているという。

国内ではマクニカネットワークスを総代理店として、17年から製品を販売している。
今年1月には、NTTデータがグローバルのセキュリティ管理プラットフォームとして導入するとともに、パートナーとしてコンサルティングから構築、監視までのサービスを提供すると発表。2月にはセキュリティベンダーのサイバーリーズン・ジャパンやファイア・アイなどで上級職を歴任した光山慶氏を日本の地域セールスディレクターに任命するなど、「今後急速に成長していこうとしている」(ポラックCEO)。
ポラックCEOによると、さまざまな業界でセンサーが活用されるようになってきていることを背景に、エネルギーや医薬品、航空関係など「専門性のあるリセラーを増やしていきたい」考えだ。また、20年ごろをめどに日本語版ウェブサイトの準備を検討するなど、国内向けサポートについても強化していく方針だ。
ポラックCEOは「今後脅威が増えていく一方で人材は不足していることから、世界市場だけでなく日本市場も大きく伸びると考えている。日本市場での投資に注力していく」と話した。(前田幸慧)
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