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空飛ぶクルマの試作機が飛んだ! NECとCARTIVATORが共同で実証実験

2019/08/05 15:00

 NECは、空飛ぶクルマの移動環境に必要となる交通整理や機体間・地上との通信などを支える管理基盤の構築を本格的に開始する。第一段階として、近未来型の空飛ぶクルマの試作機を開発し、NEC我孫子事業所に新設した実験場で浮上実験を行う。それにより機体管理の機能や飛行特性を把握するためのデータを収集する。

実証実験で使う空飛ぶクルマの試作機

 NECは2018年3月に、陸空両用で長い滑走路や大型車庫などを必要としない空飛ぶクルマ「SkyDrive」の開発を行っている一般社団法人CARTIVATOR Resource Management(福澤知浩代表理事)とスポンサー契約を取り交わした。

 CARTIVATOR Resource Managementでは、19年に試験飛行と実証実験、23年には物の輸送の実用化、30年には地方、都市部での人の移動の実用化を目指している。

 NECは、CARTIVATOR Resource Managementを支援するとともに、航空・宇宙分野における航空管制システム、衛星運用システムなどで培ってきた管制技術や無線通信技術、無人航空機の飛行制御技術、サイバーセキュリティ対策に関する知見などを有しており、これらを活用して空飛ぶクルマのための新たな移動環境の実現に向けた検討を進めている。

 8月5日には、マスコミ向けに空飛ぶクルマ試作機の浮上実験を公開。ドローンと違い、人を搭乗させる空飛ぶクルマはサイズが大きく、1.5メートルの低空飛行では吹上風の影響を受けやすいという。浮上実験では約3メートルほど浮上する実験を2回実施し、どちらも安定した浮上に成功した。
浮上実験に成功
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NEC=https://jpn.nec.com/

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