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トレンドマイクロ、メールサーバーを守るSaaS型セキュリティ製品

2019/08/02 11:30

 トレンドマイクロ(エバ・チェン社長兼CEO)は、法人向けSaaS型メールゲートウェイセキュリティ製品「Trend Micro Email Security」を8月6日に発売する。参考標準税抜価格は年額3760円。


 サイバー攻撃の主要な攻撃経路としてメールが使われることが増えている。トレンドマイクロが今年1月~3月の期間でブロックしたメール、ファイル、URLの脅威約138億件のうち、メールを経路とした脅威は90%を超え、約125億件だったという。

 Email Securityは、SaaS型セキュリティで、クラウド、オンプレミスのどちらも利用できる。またサーバーが不要で、初期・運用コストを抑えることができ、常に最新のセキュリティ機能を利用することができる。
 
Trend Micro Email Securityの利用イメージ

 機能面では、ランサムウェアや遠隔操作ウイルスなどの不正プログラムに感染する恐れがある不正メールや、ユーザーに不必要な情報を送信するスパムメールを防ぐ機能を搭載する。特に不正メール対策では、パターンマッチングや振る舞い検知による対策に加えて、機械学習型検索やサンドボックスにより、脅威を防ぐ。さらに、メールに記載されるURLのリンク先のコンテンツをサンドボックスで分析する機能も追加。WordやExcelなどの添付ファイル内に記載されるURLもサンドボックスで分析し、不正なメールを検出する。

 メールサーバーに障害が発生した場合は、Email Securityがメールサーバーに届かなかったメールを自動的に保持し、一時的にメールの送受信ができるようにする。

 このほか、Syslogの外部転送に対応。検知した脅威に関する情報などをSIEM製品や他のセキュリティ製品に転送することで、脅威に関してより詳細な分析ができる。
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トレンドマイクロ=https://www.trendmicro.co.jp