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丸紅ITソリューションズ、「Box」のエコシステムソリューションを販売
2019/07/22 15:01
データ格納先のセキュリティの担保、働き方改革の促進やファイルサーバーの枯渇などの課題を解決するため、信頼性の高いBoxの導入が進んでいるという。こうした状況を受け、丸紅ITソリューションズは新たなエコシステムソリューションを開発した。
その一つがBoxと連携してペーパーレス会議を実現するiOSアプリケーション「ON PAD」。「プレビューモード」と「保存モード」を使い分けて会議の主催者が指定するページを出席者に連動させたり、出席者が資料にメモを書き込んだりできる。アプリケーションはApp Storeからダウンロードするので、導入企業がサーバーを用意する必要はない。
二つめが、Boxのファイルのロック/ロック解除を分かりやすく促す「MISOLock」。Box EditやBox Driveでファイルを開くと、開いたファイル内にダイアログを表示して分かりやすくロックを促し、ファイルを閉じると自動でロックを解除する。標準機能としてロック機能を提供しているが、ロックを促すダイアログがわかりにくいという課題があるという。
三つめが、共有リンクの状況を整理したレポートで提供する「Log Reporter for Box」。危険な外部共有が行われていないか管理する必要があるため、誰が誰をどのフォルダーに招待しているのか、誰が何をオープンリンクで公開しているのかという外部共有の状況を分かりやすいレポートにして提供する。
そして四つめが、シンプルなコマンドでBoxのファイル操作を実行する 「Simple Kicker」。例えば、Box導入に伴い、システムから出力されるファイルの格納先をファイルサーバーからBoxに切り替えるためには、本来は特殊なAPI開発が必要だったが、Simple Kickerを利用することで、簡単なコマンドで実現することができる。アップロードのほか、Boxからのファイルのダウンロード、ファイルの移動・削除、共有リンクの発行などができ、基幹システムとの連携や業務の自動化などに活用できる。
丸紅ITソリューションズは、Boxのエコシステムソリューション関連で、今年度5億円の売り上げを目指す。
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