ニュース
四国からAI人材が誕生する――23年に次世代型高専が開校
2019/07/20 09:00
高等専門学校(高専)は、深く専門の学芸を教授し、職業に必要な能力を育成することを目的にした教育機関。企業の即戦力となる人材を輩出し、これまでは製造業を中心に経済成長を支えてきた。現在は、AIの発展をはじめ、産業構造の変化、社会課題の多様化などで求められる人材が変化している。
神山まるごと高専は、技術取得だけではなく、それを活用して社会に変化を生み出す力、起業家精神を持った人材を育てる「次世代型高専」を目指す。カリキュラムは、プログラミング・IT・AIといった最先端技術、デザイン・アート、心理学・哲学、論理的思考やディベートなど幅広い。徳島県神山町という町全体を学びの実践の場としてとらえ、地域住民との協働や在学中の起業などを通じて、より実践的な力を身につける探究型学習を行う。
開校予定地は徳島県名西郡神山町内で、修業年限は5年。全寮制で、初年度学生数は40人×5学年で200人、教師は18人の予定。開校予定日は、2023年4月1日。
なお、神山まるごと高専 設立準備委員会は、Sansanの寺田親弘社長や電通の国見昭仁エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクターなど14人の有志委員会で構成されている。
- 1
関連記事
第29回高専プロコン 阿波おどりの街・徳島市で開催 若きプログラマーの指がPC上で踊る
四国のベンチャーがタクシー業界を変革 クラウドで配車システムなどを提供――電脳交通
美波町 政策推進課主査 サテライトオフィス誘致担当 鍜治淳也氏の行きつけの店
Sansan 神山ラボ Sansan事業部 セールスディベロップメント部 ブランドコミュニケーション部 大石宗貴氏の行きつけの店