ニュース
サイバーセキュリティお助け隊実証事業が始動、大商やNECなどが協働
2019/07/04 15:41
実証事業の実施とビジネス化の検討に向けて、大商は、NEC、キューアンドエー、東京海上日動火災保険(東京海上日動)と協働。また、大商が募集などを担当して、京阪神の中小企業が「ユーザー」としてモニターのような立場で実証事業に参画するほか、地場のITベンダーがサイバーセキュリティお助け隊の「実働隊」として参画する。
ユーザーにNECのネットワーク監視機器を設置し、サイバー攻撃から守ることに加え、同機器を遠隔監視して一定のインシデントの疑いがあれば知らせる。サポートが必要な場合は、窓口としてキューアンドエーの専用窓口にフリーダイヤルで相談できる。初動対処の必要性があると判断される場合は、実働隊が駆け付ける。
駆け付けや初動対処に要する費用に関しては、実証事業の段階(今年度)では国費(IPAから大商に支払われる請負金)があてられる。ビジネス化した際は、東京海上日動による「中小企業に適した保険」の提供を想定しているため、実証事業で中小企業初動対処の基準や内容の精査、保険発動要件の検証などを進めていく。
- 1
関連記事
車載用サイバーセキュリティのBlackBerry、LGとの協業を拡大
新社長に元レッドハットの廣川氏 売上規模、5年で5倍を目指す――セキュアワークスジャパン
導入・運用の手間を削減 クラウド型セキュリティと無線LAN製品――アライドテレシス