ニュース
車載用サイバーセキュリティのBlackBerry、LGとの協業を拡大
2019/07/04 11:20
BlackBerryは2016年に携帯端末の製造ビジネスから完全に撤退。10年に買収したQNXの資産を発展させ、機器メーカーなどに組み込み向けのセキュアOSとしてBlackBerry QNXを提供している。近年は自動車向けのOSとしての側面を強めており、アウディ、BMW、フォード、GM、ホンダ、ヒュンダイ、ジャガー・ランドローバー、起亜、マセラティ、メルセデス・ベンツ、ポルシェ、トヨタ、フォルクスワーゲンなどが導入している。
BlackBerryは15年近くにわたり、LGのサプライヤーとして数百万台のQNXベースの柔軟なソフトウェア・ソリューションを提供し、自動車メーカー向けの高品質システムの提供を支援してきた。今回、協業の幅を広げ、BlackBerry QNXの幅広いソフトウェアとサービスを活用し、複数の自動車メーカーを対象としたインフォテイメント・システム、デジタルインスツルメントクラスタ、テレマティクス・システムを含む、次世代統合デジタルコックピットの構築に取り組む。
同社のKaivan Karimiシニア・バイスプレジデント兼共同責任者は今回の協業強化について「LGとの関係を構築・拡大することで、自動車市場の未来に向けて両社は緊密に連携し、最先端の自動車づくりをサポートしたい」とコメントしている。
- 1
関連記事
BlackBerry、スマートシティを支援する新サービス「SCMS」
BYODとセキュリティーの両立が働き方改革にベストな提案となる ユーザーニーズに応える安全で使いやすいモバイル環境――BlackBerry Japan
BlackBerry、AIとサイバーセキュリティーのサイランスを買収
ルネサスとBlackBerry、R-Car向けのソフトウェア開発環境を提供