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「誤削除・編集」もスナップショットで復元できるテラステーション
2019/04/17 16:17
どの時間にバックアップしたデータであるかをものかを管理するには、バックアップ中にファイルが編集・削除されないことが望ましいが、例えばビル建築のCADデータなど、さまざまな担当者がファイルを共有している場合、編集・削除しながら作業を進めるため、データをバックアップしてから完了するまでの間に編集したファイルがバックアップ先に移ってしまい、時間的な整合性が取れないという課題があった。
新製品では、バックアップ開始時にスナップショットを撮り、完了した際にそれが反映される機能を搭載した。バックアップ中に編集されても、スナップショットのデータが正しいデータとして反映されるため、時間的な整合性がとれるようになった。
また、人的ミスで誤って削除したり編集してしまっても、スナップショットした時刻のデータに、Windowsのプロパティから簡単に復元することができる。
ほかにも、「iSCSIボリュームバックアップ」機能を新搭載。従来、NAS間でデータをバックアップする際、PCサーバーを経由してデータを転送していたため、PCサーバーに負荷がかかっていた。新機能では、PCサーバーを経由することなく、バックアップ先にデータを転送できるようになり、負荷の軽減によってPCサーバーのパフォーマンスの向上につながる。
新製品やサービスは、5月8~10日に東京ビックサイトで開催される「データストレージEXPO 2019」でも展示。メルコグループのバッファローとアドバンスデザイン、BIOSの3社合同で出展する予定だ。
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