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パートナーのセキュリティー事業を支援 EDRは他社ユーザーにも提案余地あり――ソフォス

2019/04/04 12:00

週刊BCN 2019年04月01日vol.1770掲載

 英ソフォスで、アジア太平洋および日本市場のビジネスを統括するギャビン・ストラザーズ リージョナル・バイスプレジデントが3月に来日し、日本での事業戦略を説明した。ストラザーズ氏は、「エンドポイントとネットワークの両方を保護する製品を有し、それらが互いに連携することで高度なセキュリティーを実現できること」が同社の強みであると述べ、パートナーに対しては、顧客のシステムをより広範な領域で保護するためのプラットフォームを提供していくとした。

ギャビン・ストラザーズ
リージョナル・バイスプレジデント

 ストラザーズ氏は、セキュリティーベンダーを含む複数のグローバルなIT企業で営業戦略の責任者を務め、今年1月にソフォスへ入社し、現職に就いた。3月の来日時には日本の主要パートナーともミーティングを行ったが、「日本のセキュリティー市場において、ソフォスはトップクラスのシェアをもつベンダーではないにもかかわらず、パートナーからの評価が非常に高いことに驚いた」といい、単一の管理コンソールを通じて、PC・サーバーやモバイル端末からネットワークまで、顧客のシステム全体のセキュリティーリスクを可視化できる点が支持されていると説明。ソフォス製品の取り扱いでは、一般的なセキュリティーソフト単体での販売よりも高い収益性を得られることを強調した。

 多くの企業はすでに何らかのセキュリティー製品を導入しているが、ソフォスではそれらの置き換えを要求するのではなく、EDR(脅威検知・対応)ソリューションなど従来製品と競合しない領域で新規顧客を獲得していく考え。また、同社が主な顧客層とする中堅・中小企業から、セキュリティーに関する管理・運用をサービスとして提供してほしいという需要が高まっていることから、パートナー向けの技術トレーニングを重視。修了に数日を要する充実したトレーニングプログラムを無償で提供し、パートナーがソフォス製品を活用した専門的なセキュリティーサービスを実施できるよう支援していく。(日高 彰)
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外部リンク

ソフォス=https://www.sophos.com/ja-jp.aspx