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楽天の基盤を支える新FPGA 200Gbpsの高速通信を汎用サーバーでも――インテル
2019/03/28 13:00
週刊BCN 2019年03月25日vol.1769掲載
インテルは、クラウドからエッジまでそれぞれの領域に対応するFPGA製品を2017年から発表しており、それぞれの領域でポートフォリオを拡充してきた。今回はクラウドとエッジの中間にあたる無線アクセスネットワークからコアネットワークにフォーカスしたプロダクトで、これによりインテルは通信ネットワークのエンドツーエンドをカバーしたことになる。
同製品は、すでにNEC、ミクシィ、楽天モバイルネットワークなどに導入されており、楽天モバイルネットワークはMWCで発表した完全仮想化モバイルネットワークで取り入れている。楽天モバイルネットワークは、「インテル Xeon スケーラブルプロセッサー」と併用することで200Gbps近くのトラフィックに対応し、5Gネットワークの構築を目指す。
インテルの渡海博史・プログラマブル・ソリューションズ営業本部 データセンター&コミュニケーション統括部統括部長は「5G時代において各サービスプロバイダーは、急増するトラフィックに対応するための環境構築とその運用コストに課題がでてくるだろう。インテル FPGA PAC N3000によって拡張性・柔軟性を担保しつつ、処理パフォーマンスを向上できる」と語った。(銭 君毅)
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