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最新「JP1」でRPA運用に対応 運用情報の統合可視化機能も強化――日立製作所
2019/01/31 09:00
週刊BCN 2019年01月28日vol.1761掲載
RPA運用に対応するのは「JP1/Client Process Automation(クライアントプロセスオートメーション=CPA)」で、異なるRPAベンダーの製品を統合的に運用できる。ここ数年、RPAを採用するユーザー企業が急増。RPAベンダーは自社のRPAを管理・運用する機能は装備しているものの「他社RPAの管理まではできない」(加藤主任技師)のが一般的だ。
今回、新たに製品化したCPAでは、異なるベンダーのRPAソフトを順序立てて実行させたり、正常に動作したかどうかの監視が可能になる。規模が大きいユーザー企業では、部門単位や用途に応じて異なるベンダーのRPAを採用するケースが増えている。今後も一段とRPAの運用は複雑化することが見込まれることから、「統合的に運用管理できるCPAに対する潜在的な需要は大きい」(同)とみている。
もう一つのシステム運用の統合可視化機能「JP1/Integrated Management 2(インテグレーテッドマネージメント=IM2)」は、前バージョンからの機能強化版で、視認性や使い勝手を大幅に向上させた。JP1純正のジョブ管理「JP1/Automatic Job Management System 3(オートマティックジョブマネージメントシステム3=AJS3)」からの情報だけでなく、プラグインによって他社の運用管理ソフトや、「Hinemos(ヒネモス)」や「Zabbix(ザビックス)」といったオープンソースソフトウェア系の運用管理ソフトからの情報を統合的な可視化ができる。また、システム運用向けに開発したAI基盤「AIプラットフォーム」と連携させることで、より高度な運用自律化が可能になる。(安藤章司)
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