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韓国テクノロジーの見本市 AIからEdTechまで最新ITを網羅――KOTRA
2019/01/17 09:00
週刊BCN 2019年01月14日vol.1759掲載
今回出展した企業は40社。規模の大小を問わず多くの韓国企業がブースを構え、自社製品をアピールした。講演では東京大学大学院の趙章恩・情報学環特任助教や、DAYLI Intelligenceの藤井正辰・アジア事業開発チーム長が、韓国のIT市場動向を解説した。そのほか、韓国ベンチャー10社によるライトニングトークや教育ITをテーマにしたセッションが開催され、会場はにぎわいをみせた。
講演を行った藤井氏が所属するDAYLI Intelligenceは、AIを中心としたITインフラを提供する韓国企業で、「韓国におけるAI最新活用事例と日本での応用」をテーマに講演を行った。藤井氏は企業におけるマシンラーニング活用について「アルゴリズムも確かに重要だが、予測モデルの基礎となるデータベースも重要。データは現場で収集されるため、企業全体でAIのノウハウを蓄積していく必要がある」と強調した上で、「AI人材は非常に希少で、これに頼ったモデル構築の内製化は危険。そのため、現場レベルでも使えるソリューションを活用してほしい」と呼び掛けた。(銭 君毅)
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